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楽しげな昼食とクラスの噂と自分のプライド
昼休みの校庭………。
この学校には小さいながらもキレイな中庭があり、そこでほとんどの学生は昼食を食べているらしい。
まぁ主にカップルや女同士などがメインらしい…。
男同士はきもちわるいからな…。
「鷺ノ宮君の家ってお金持ちなの?」
ゴホッッ!!×3
「なんだよいきなり!!」余りに唐突な質問に思わずむせてしまう。
「あ、ごめん…。はい、お茶。」
ゴクゴク…。
「はぁ…。」
「大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だょ。」
いいから背中を擦るのをやめてくれ。
「そう、なら良かった。」
満面の笑みで良かったと言ってくる彼女に俺は、少しなんかよくわからない恥かしさみたいなのを覚えた。
「で?」
「え?、何?」
「だ~か~ら。お金持ちなんだよね?」
(ゴールドカードだし。)
「うん、まぁ。」
やけにくいついてくるな。
「何関係の会社なの?」
う"ッッ…
「あ、あ、あ、IT…。」
嘘がつけない…。
「へぇ~。IT会社の社長の息子なんだ、鷺ノ宮君って。……………???…………鷺ノ宮?IT会社?」
!!!
「な、何!?」
「まさか…。」
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