親父

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親父は何時も机に向かっていた。 親父は建築士だった。 結構腕が良かったらしくてお金で我慢したことはなかった。 それでも俺は遊んでほしくて話し掛けていた。 答えはいつも決まっている『仕事が忙しいからダメだ。』 始めは何回も何回も頼んでいた。 けどそれも日にちが立つにつれてどれだけ頼んでもダメだと分かった。 この頃から親父が嫌いになっていた。
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