親父

6/11
前へ
/23ページ
次へ
俺と親父は歩いていた。 少し歩くと親父が手を俺の前に出してきた。 ビックリして親父の顔を見ると見たこともない嬉しそうな顔だった。 俺はすぐに右手の手袋を急いで外した。 それから初めて手をつないだ。 親父の手は俺には大きくて暖かかった。 それから少し歩いたら公園に着いた。 俺は離したくなかったけど「帰りもつなごう。」って言葉を聞いてしぶしぶ離したく。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加