第2章~宇宙の彼方へ~

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……… (起きなさい…) ………? (起きなさいってば!!) …!? ケントが気がつくとそこは狭い空間だった…窓からは無限の宇宙が見える。こういうの漫画でよくある脱出ポッド…みたいなやつだ…。 俺の肩には白い妖精が…いや、白じゃない、完全に金色だ。 「もう、ぐずぐずしてるから効果解けちゃったじゃない!」 俺は身を起こして言った。 「…君は誰だ…つーかここは何処だ!というかこうなるなら家族にもお別れ言わせろ!」 妖精は冷静に自分の名前を口にした 「うるさい男ね…アタシは…ノアよ…。」 「誰だ?」 「…っ!?アタシの名前知らないの!?」 「うん。」 「これだから…情けないのね…。まぁいいわ。ここは脱出ポッド…ではないわ。紋章機の中よ…」 「紋章機…て何だよ?」 「簡単に言うとね…選ばれた人間にしか動かせない戦闘機よ…っ!?…」 突然機体が揺れた。 「ヴァルファスク…!?こんな時に…! モニターを見て!」 ケントは言われるがまま、モニターを見た。えーっと、画面上の青い点が味方…つまり俺だ…大体分かる。で、後ろの方には赤い点の大群が…軽く20はいる…敵だな… 「やばくない…?」 「だから救援を呼ぶのよ!!」 ノアはモニターの通信機に顔を出した。
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