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一同は通路を歩いていた。
「待ちなさい!」
ノアが走ってきた。
「ノア?どうしたんだい?」
「タクト、ケントはもうエンジェル隊に入隊しているわ」
「え!?」
「それはどういう事?」
「ケント、紋章機の中でなんて言った?エンジェル隊と通信を切る時」
「よろしくお願いします…だけど……は!?」
フォルテは話を合わせる。
「いやーケント、そんなこと言ってたんだねぇ。」
「いや、それは。」
「ケントさん、よろしくお願いしますを言った以上、取り消しはできませんわ。」
ミントがニコッと微笑んだ。
「そういえばそうだねぇ。うん、契約の基本だ」
「…」
「どちらにしても、ケントに選択肢はないわ。この宇宙に呼ばれたんだもの。」
「じゃ、そういう事だから契約書にサインして。」
「汚ねーっ!!」
「はっはっは、いやそんなに誉めないでよ」
「…タクトさん、誉めてません…」
「コホン…それじゃ行こうか。」
「ほら、行くわよ」
ランファはケントを強引に引きずった。
「わー!」
ちとせはミルフィーに問う。
「先輩方が強引に誘っているのは気のせいでしょうか?」
「大丈夫!後でケントさんにケーキ焼いてあげるから。きっと喜ぶなぁ~」
「…」
全員は司令室に向かった。
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