第3章~天使達の集い場~

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一同は通路を歩いていた。 「待ちなさい!」 ノアが走ってきた。 「ノア?どうしたんだい?」 「タクト、ケントはもうエンジェル隊に入隊しているわ」 「え!?」 「それはどういう事?」 「ケント、紋章機の中でなんて言った?エンジェル隊と通信を切る時」 「よろしくお願いします…だけど……は!?」 フォルテは話を合わせる。 「いやーケント、そんなこと言ってたんだねぇ。」 「いや、それは。」 「ケントさん、よろしくお願いしますを言った以上、取り消しはできませんわ。」 ミントがニコッと微笑んだ。 「そういえばそうだねぇ。うん、契約の基本だ」 「…」 「どちらにしても、ケントに選択肢はないわ。この宇宙に呼ばれたんだもの。」 「じゃ、そういう事だから契約書にサインして。」 「汚ねーっ!!」 「はっはっは、いやそんなに誉めないでよ」 「…タクトさん、誉めてません…」 「コホン…それじゃ行こうか。」 「ほら、行くわよ」 ランファはケントを強引に引きずった。 「わー!」 ちとせはミルフィーに問う。 「先輩方が強引に誘っているのは気のせいでしょうか?」 「大丈夫!後でケントさんにケーキ焼いてあげるから。きっと喜ぶなぁ~」 「…」 全員は司令室に向かった。
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