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「それじゃあケント、君は今日からエンジェル隊新人として小尉に任命する。部屋の手配が終わるまで自由にしていいよ。制服は…っと、ノアがもう創造してたか。じゃあ鑑内を見学してみたらどうかな?」
ミルフィーはぴょこっと手を挙げた。
「あ、じゃああたし案内します。」
フォルテは腕を組みながらミルフィーに笑いかけ、タクトを見た。
「いいんじゃないかい?こういうのはミルフィーにお任せで。」
ミントは人差し指を口元に当て
「そうですわね。ミルフィーさんが一番鑑内の案内が出来ますしね。」
と言い微笑んだ。
「それじゃ、ケントの案内役はミルフィーに任せよう。ミルフィー、やってくれるよね。」
ミルフィーはうきうきしながら元気よく答えた。
「はーい!任せて下さ~い!」
ケントは真逆に驚いた。
「え!?」
桜葉先輩が案内を…。
タクトは疑問に思ってケントに聞いた。
「どうしたケント?何かまずい事でもあった?」
続いてミルフィーが
「どうしたんですかぁ?」
と聞いたので本心を悟られるのかなと思い俺は慌てて返事をした。
「いえ、何でもないです、マイヤーズ司令。」
タクトはそれを聞いて首を傾げた。
「堅いなぁ…タクトでいいよ。」
「ええ!?でもそんな…!?」タクトは気楽に言った。
「あははは…いいんだよ。親しくする原則がこの鑑にはあるんだからさ。」
はて?疑問を持った俺はタクトに聞いた。
「?…やっぱり何か関係が…?」
「いや、俺流なんだ。堅っ苦しい空気は苦手でね。」
ランファはため息をつき
「こんな司令官で申し訳ないわね、ケント。」
「ひどいなぁランファ。」
そしてタクトはケントにあれこれ注意事項等を言い、ミルフィーが
「タクトさん、お話は終わりましたか?」
と聞いた。
「ああ、終わったよ。ケントの案内行くのかい?」
「はい。行きましょうケントさん!」
俺は頷き
「じゃあちょっと行って来ますタクトさん。」
ケントとミルフィーは司令室を出た。
「ミルフィーの言ってた【タクトさん】仲間ができたわね。」
「ははは…💧」
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