第1章~始まりの朝~

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暑い日差しの中、俺は自転車で坂道を登っていた… 「はぁ…やっぱりこの坂道は…はぁ…キツイ…」 なんとか登りきり、緑に囲まれる校舎を目にした。 校舎はここからみると凹な形になっていて、教室は棟の左右にある。 未来学校…と、いうことで内部にはエレベーターも設置されてある。 ちなみに授業は全部ノートパソコンにデータがあり、テキストの内容が全部内蔵されている。 この学校の伝統パイロットの訓練…もあるが、戦争がないため撤去されていた。 生徒の批判が多かったが、俺は剣道さえあればどうでも良かった。 剣道の他にも色々な部活がある。 中でも天文学部は、未知の星や戦艦を発見した…というが、皆は信じていない。 俺もその一人なんだが頭の中で否定すると痛くなる。 何かおかしいな…と思い悩んでいる今である。 俺は自転車を駐輪場に止め、校舎の中へと入って行った。
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