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俺はジャージに着替えた。
制服よりは着心地が良い。
「準備はできたようだな。じゃあ行くぞ。」
「ああ。」
二人は体育館へと向かう。廊下を歩いている途中だった。その時、
「…ぐ!?」
頭に異常な痛みが襲った。
「おいケント!? 大丈夫か!?」
「な…なんだ…!?」
(……開き…い……天空…)
「声が…聞こ…え…る」
ドサッ
「しっかりしろケント!」
ケントの意識は消滅した……………
……
…
「こ、ここは…?」
いつもの教室…みたいだが、その教室に医療器具が置いてある。と、いうことは医務室なんだな…と一瞬で状況が理解出来た。
「あ、気がついた?」
そこにはハルカがいた。待てよ、なんでハルカがいるんだ…?
「今何時だよ…?」
「16時よ。ずっと目を覚まさないから心配したわ。」
ハルカは呆れていた。
変わった態度をよくとる気まぐれものでもある。
「コウキは?」
「剣道場にいるわよ」
て、まさか…授業ほったらかしで寝てたということか💧
そういや…腹減ったな…。
「コウキが運んで来てくれたのか?」
「そうよ。だから彼に頼まれ…」
「お礼言ってくる!」
と、言うと跳ね起き、剣道場へ直行した。
「待ってよ〰」
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