第1章~始まりの朝~

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俺はジャージに着替えた。 制服よりは着心地が良い。 「準備はできたようだな。じゃあ行くぞ。」 「ああ。」 二人は体育館へと向かう。廊下を歩いている途中だった。その時、 「…ぐ!?」 頭に異常な痛みが襲った。 「おいケント!? 大丈夫か!?」 「な…なんだ…!?」 (……開き…い……天空…) 「声が…聞こ…え…る」 ドサッ 「しっかりしろケント!」 ケントの意識は消滅した…………… …… … 「こ、ここは…?」 いつもの教室…みたいだが、その教室に医療器具が置いてある。と、いうことは医務室なんだな…と一瞬で状況が理解出来た。 「あ、気がついた?」 そこにはハルカがいた。待てよ、なんでハルカがいるんだ…? 「今何時だよ…?」 「16時よ。ずっと目を覚まさないから心配したわ。」 ハルカは呆れていた。 変わった態度をよくとる気まぐれものでもある。 「コウキは?」 「剣道場にいるわよ」 て、まさか…授業ほったらかしで寝てたということか💧 そういや…腹減ったな…。 「コウキが運んで来てくれたのか?」 「そうよ。だから彼に頼まれ…」 「お礼言ってくる!」 と、言うと跳ね起き、剣道場へ直行した。 「待ってよ〰」
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