第1章~始まりの朝~

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「はぁっ!」 コウキは俺に向かって竹刀を振り下ろしてきた。 「…くっ!」 俺は竹刀を軽く上方に構え、コウキの攻撃を受け流し胴を決めようとした。 「甘い!」 コウキは、竹刀を回し軽く受け止め攻撃に転じた。 「っ!!」 俺は素早く後ろに下がり後ろで竹刀を回し、下から上に振り上げコウキの姿勢を崩した。 「何っ!?」 「面っ!」 パァーン… ……… …… … 3人は廊下を歩いていた… 「今日はお前の勝ちだな」 「はは💧」 「ケント、かっこよかったわよ。」 「お前は胴着ない方がいいんじゃないか」 「意外に良いと思うわよ。」 「おいおい…。また医務室行きだぜ…💧」 と、笑い話が続き…。 「なあ、屋上行かないか?」 「いい気分転換になるんじゃない?」 そして、一行は屋上へと進んだ。 学校の屋上から望む風景は夕日が佇んでいた。 「綺麗ね…。」 コウキは夕焼けに見とれながら言った。 「そうだな」 と、その時俺は何かを感じた。 「…ん?」 「どした?」 「みんな…中に入れ!」 突然上空から何か黒いものが出現した。俺はこういう時でも落ち着いて考えて行動するけど…。 「なんだあれは!?ハルカも早く!」
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