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「コウキ…怖いよ…」
「大丈夫だ、それよりケントがしんぱ…」
「この状況で心配するなー!」
その黒いものは屋上に落ちてくると凄い速さで広がった。コウキたちはそれに呑まれて身動きが取れなくなっている。
そして中から闇の色をした人型が現れた。片手には鎌を持っている。
「くそっ…!」
「コウキ!!」
闇の人型はコウキに向かって鎌を振り下ろしてきた。
コウキはもうダメかと目をつむった瞬間、空から一筋の光が照射され、闇の貫いた。
そして屋上には…
新しい格好をしたケントの姿が…
服装は中に着こんでいるのが鎧、上着はエンジェル隊の制服で腰にはベルトを制服の上から巻いている。
「…これが…力…?」
自分の手の平を見た。…魔法陣が描かれている…
「ケ、ケントか!?それにその格好…。」
ハルカは何気なく
「コスプレ?」
と言ったがケントの耳には聞こえていなかった。
突如また黒いものから闇の人型が次々と現れた…。
ケントの後に続くように白い妖精が現れて
「気をつけて、やつらはまだ消滅しちゃいないわ」
「あいつらは…?」
「黒き月のデータよ」
黒き…月?
「ま…友達を襲うやつは許せないな…」
その時、闇の人型が側面から鎌を振るっていた…
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