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『なにこれ、怪しい・・・。』
私はテーブルの上に箱を置き、中身を見るのを先送りにした。
『だいたい私の住所を書かないで、なんでちゃんと届くの?』
爆発物?
ストーカーからのプレゼント?
いやがらせ?
脳裏には悪いことしか浮かんでこない。
だけど・・・興味もあった。
『何なんだろう。』
私は少し見てみたい好奇心を必死に押さえた。
昔から好奇心に負けていい思いをしたことがない。
駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、ダメだ、ダメだ駄目ダメダメだめだめ・・・・・・・
しかし、必死の抵抗もむなしく、やはり好奇心には勝てない私は箱に手を伸ばした。
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