鋼の戦神

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その建物の中はとてつもなく暗かった 目が闇に馴れてきてもなお暗い そして、道は不思議と直前であった Fate「あー、暗いなぁ」 元、伝説のハンターであり、元女性のFateが呟いた 愛紗「そ、そうですね・・・・・・」 この怯えたような声をあげるのは一騎当千の猛将と名高い関雲長 Fate「ん?、なんで弱々しい声なんだ?」 いつもの彼女なら美しくも威厳のある凜とした声なはずである 愛紗「い、いえいえ!そ、そ・・・そんなことあるわけないではないですかっ!」 明らかにおかしい Fate(ニヤリッ)←心の声 ギャルゲー、エロゲーを数多く熟した彼には愛紗の変容ぶりが手にとるように分かったという ラブコメ系の主人公失格な野郎だった Fate「ん!?あ、愛紗の肩に俺以外の手がッ!!」 そもそも愛紗の姿すら確認できないのになんともまぁ、下手な嘘を 愛紗「うひゃうっ!!」 そんな嘘にひっかかるバカがここに一人 Fate「ククク・・・・・・」 笑いを堪えたつもりだが口元からどうしても笑いがこぼれる 愛紗「な!?う、嘘だったのですねっ!!な、なにゆえ私をからか・・・」 Fate「あ、ぼうっと光る人影が」 愛紗「はうわっ!!」 Fate「ゲヒゲヒ・・・・・・」 愛紗「うぅ・・・」 と、そんな感じな談話をしていたら Fate「ん?向こうから光が見えるな」 全く見えなかった闇に一筋の光が見えてくる 愛紗「ほんとですね」 その光は歩くにつれだんだん大きくなり、ついには縦2メートル以上の長方形になっていた Fate「うぉ、眩しいっ!!」 愛紗「きゃっ!」 そうして二人は光に吸い込まれるように消えて行った
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