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レナ「う・・・う~ん・・・」
レナは目を覚ました
レナ「ここは・・・どこだ?」
木々や草花がうっそうと茂りいかにも森という雰囲気を醸し出していた
レナ「とりあえずこの森をでないとな(何かでそうだし)」
レナは立ち上がろうと地面に手をつくと
ガササッ!
何かが擦れた音がした
レナ「ん? これは・・・」
そこにあったのは・・・
レナ「コロッケ? しかもまだ温かい」
コロッケはまだほんのりと温かさを保っていた
レナ「まだ温かいという事は・・・俺がこの世界に飛ばされてからまだあまり時間は経って無いという事か」
ガサガサッ!
レナはコロッケの入った袋に手を伸ばし・・・
パクッ!
レナ「もぐもぐ・・・美味しいな・・・」
レナは肩を震わせながら呟く
レナ「何で・・・神様は俺から大切な場所やものを奪っていくんだろ・・・」
ポタ・・・ポタ・・・
レナの目から水滴が滴り落ちる
レナ「何で俺が・・・」
ガサササッ!
突如草むら音が鳴る
レナ「な・・・何だ!?」
レナは音がした方を向き拳を構えた
ガサササッ!!
音がどんどんレナに近付く
レナ「ゴクッ!!」
レナは息を飲む
ガサッ!!
草村から現れたのは・・・
レナ「子犬?」
小さな子犬だった
レナ「何だ子犬か・・・」
子犬「ワウッ!!」
子犬は物欲しそうな顔をしながらレナに吠えた
レナ「これが欲しいのか?」
レナはコロッケを子犬に近付けた
子犬「ワウッ!!」
レナ「ほらお食べ」
レナは子犬にコロッケをあげた
子犬「わぅ~!!」
子犬はコロッケを食べた
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