『異世界』

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ケル「私の体を魔具へと昇華させる」 レナ「魔具?」 ケル「文字どおり魔力を持った道具の事だ」 レナ「魔力?」 ケル「悪いがそろそろ死期が近いから説明は出来ない」 レナ「おい!!」 ケル「ゴフッ!! すまないな・・・我が子よ・・・強く生きろ」 子犬「ワウッ!!」 ケルベロスはその目をゆっくりと閉じた レナ「・・・神よこの傷つきし者に安らぎを与えたまえ」 レナは神に祈りを捧げた ケル「ありがとう・・・」 ピシッ! ピシピシ!! ケルベロスの身体がひび割れていく レナ「何だ!?」 パキィンッ!! ケルベロスの身体が砕け その砕けた破片が集まり形になっていく レナ「これは・・・刀?」 レナの前に一本の黒い刀が現れた レナ「・・・有り難く使わしてもらうぞ」 レナは刀を握り天に向かって振り上げた
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