暗森の孤狼

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  僕の声に弾かれたように、その獣は飛び出した。   優しく冷たい光の下(もと)に。   その眩しさに目を細め、けれど獣は怯みはしない。   雄々しい声を響かせて、僕の喉に喰らい付く。  
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