その背中は、あまりに広く、逞しい

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  煌めく剣撃。   降り注ぐ矢雨。   爆ぜる火焔。   それらの全てが、他でもない、この僕目掛けて飛んでくる。     いつの間にか、共に戦っていた仲間は皆、凶刃に倒れていて。   もはや、まともに戦える状態にあったのは。     僕。   ただ一人。     それに気づいた瞬間。           ――どくん。       鼓動が、大きく響いた。  
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