その背中は、あまりに広く、逞しい

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  ――大丈夫か?   身を庇うことすら忘れていた。   そんな僕の頭の上から、その声は聞こえた。     顔を上げると。   見慣れた騎士が、そこにいた。   その肩口から、深紅を噴き出しながら。  
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