プロローグ

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暑くてたまらなかった夏も終わり、冷たい風が吹き始めたこの日も俺は学校へと向かっていた。 『寒くなったなぁ。風も強いし……最悪』 そう文句を言いながらも学校についた。 下駄箱に靴をしまい上履きをはいて教室に向かう。 教室は3階。階段をかけあがる。 『おはよう、橋本!』 クラスメイトに話しかけられ俺も返事をする。 『おう、おはよう』 ……ガラガラガラ。 『教室も寒いなぁ。しかもあんま人いないし』 俺は自分の席に座った。
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