夕日が見える丘…

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☆☆☆☆☆ 「坂は…、つらい…、よな……」 そう文句を言いながら俺は自転車をこいでいた。 向かうのは、コンテナの置いてある公園。…ま、公園と言うより、小さい広場みたいな感じ。 俺はそこのコンテナに登って見る夕焼けが好きで、よくそこに行っていた。 「っ、よしっ!」 坂を登りきると、左手には夕焼け、右手にはコンテナが見えた。 「……て、あれ?」 俺がコンテナの方を見ると、その上には誰かが乗っていた。 「……………ぁ」 よく目を凝らして見てみると、その『誰か』は『木ノ下』だった。 木ノ下は、コンテナに座って夕焼けを眺めていた。 俺は静かに自転車を停めると、コンテナの後ろにある木に登り、木ノ下と夕焼けが入るように、シャッターをきった。 そして、俺はコンテナに登った。
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