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この電話を切るまでの間は5分位でした
かなり長かったです
おかしくないすか?普通切るでしょ!?
ずっと「赤ちゃん」の鳴き声だけなんですよ
明らかに、誰かが受話器を持って「赤ちゃん」の口元に置いてるとしか、その時は考えられなかったんです
『ちょっと今の何だったんだよ…』
『何って…わかんねーよ…』
俺達はさっきの出来事を色々話し合ったんですよ
『何だったんだろ…?』
話し合っても結局何も分かりませんでした
『なぁ、もう一回掛けてみようか!?』
『おぉ!』
『よし何番?』
『えっ…しらないよ…』
俺達は適当に番号を押していたので誰も覚えてなかったんです
『あっ!リダイアルは!?』
今は発信履歴で掛けた番号まで分かりますけど
その当時B君の部屋にあったのは普通の子機だったんですよね
まぁ10年以上前ですからね
でもリダイアルボタンはついてたんですよ
怖いけど俺達はリダイアルボタンを押したんです
『プップップップップップ♪』
『ガチャ』
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