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「うぉっ、あの魚でかっ!」
結局、俺たちが来たのは『水族館』だ。
「…」
「ん?どうした?」
水族館に来てから、しきりに時計を気にしている鈴を不思議に思い、俺は鈴に訊いた。
「いや、別に…」
と言っているが、鈴はまだ時計を気にしている。
……まさか。
「鈴、イルカショー、見たいのか?」
「え?や、あの~…」
俺が訊いた瞬間、鈴は驚いた顔をして俺を見た。
あ~、図星だな。
「そんなに見たいなら、早く言えばよかったのに……」
そう言って俺はため息をついた。
「だって…///」
鈴はそう言ってまた赤くなった。
「ま、いいや。とりあえず、時間無いから走るぞ」
俺は鈴の返事を聞く前に、鈴の手をとり、走り出した。
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