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DAURIGOTA
誰も知らない時の彼方
罪と罰から産まれた
水晶の迷宮 永遠に続く悲しみ
囁きが掠めてゆく
やはり、楽園は無いのだと
忘れて眠れ 幻に怯えないで
瞳に宿した光を失わない限り
夢を見ていられるから
楽園を探して
もう一人の自分が目覚める
胸の中のオルゴール
繰り返し 繰り返し
懐かしいメロディー奏でる
それは言いたくて言えないまま
呑み込んで棘になった
この熱と翼の記憶重ねる度に
疵痕が少し痛む
移りゆく季節を留めて
潮が満ちるように溺れてく
今は只眠れ 熱い想い抱きしめ
赦す勇気を教わったから
もう迷わない
この手二度と離さない
もう何処へも行かないで
ここに胸の中にあること
悲しみ溶かしながら
懐かしい瞳で語って……
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