高鳴る鼓動

4/4
前へ
/70ページ
次へ
駅の階段が見えた時   「送りましょうか?!」   聞き覚えのある声…。   胸が苦しい…。   ゆっくり声のする方へ目を向けると…   涙で潤んだ尚の瞳に浩二の姿が滲んで映った…。 「もし…良かったら…」 はにかみながらの浩二の言葉に…   溢れる涙を隠す事なく駆け寄り…   浩二の胸に顔をうずめた…。       上から握りしめた浩二の体は…     ものすごく冷たかった…。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

205人が本棚に入れています
本棚に追加