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勝手知ったる他人の家
冷蔵庫にビール取りに行った時
「あたしもぉ~!!」
ってみずきが降りて来た。
「お疲れさん!」
と差し出すと プシュッ!グビッグビッグビッ
「プハァ~!!」
ってオヤジかょ!
「ぁんたねぇ~…」
って思わず言っちゃったょ。
「だって主婦も疲れるんだょ…」
「ってぉい!さっき結婚しろって言ったヤツの言葉かょ」
「失礼!」
とみずきが笑った。
テーブルに戻って煙草に火を点けたら
「さっきの話だけどさ…」
ってみずきが言って来た。
「何さ!?」
「まぁ結婚しろとは言わないけど…」
おぃ さっきの勢いはどぉ~した!?
「だから何さ!?」
「あんたも浩ちゃんと別れて3年経つんだからさ~」
「2年8ヶ月!!」
「はぃはぃ 2年8ヶ月経つんだから、いつまでもフラフラしてなぃで、あんただけ見てくれる彼氏見つけなょ。まだセーフでしょ?!ギリだけど」
「ぇ~もぉ~いいょ!別に浩二の事忘れられないとかじゃないょ 恋愛って面倒臭いじゃん!体力なぃし 年だから!」
って言ったょ。
みずきごめんね。ありがとね。
本当はみずきの言う通りなんだ…。
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