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でもこのまま渚のペースに巻き込まれていれば、
祥のこと……忘れられるかもしれない。
渚が、忘れさせてくれんじゃないだろうか――…
あれから教室に担任が入って来ても、なかなか騒ぎは収まらなかった。
隣の席に座る渚を見ると、直ぐに気づいて振り返り、ふわりと笑ってくれた。
だから――…
思い切って聞いてみることにした。
「あのさ――…
私、祥のこと忘れられるかな?」
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