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一瞬、眉間に皺が寄るのが見えた。
あ――…
まぁそもそも渚に聞くことじゃないし、祥とのことがあった時からよくしてもらってるのに……
こんなこと聞くんじゃなかった。
「ご……」
「忘れてもらわなきゃ困る」
ごめん、って謝ろうと顔を伏せたら渚がそう言うのでビックリして顔を上げた。
「ってか婚約、してくれるんだ?」
そう言いながら私を見て妖艶な微笑を浮かべる渚から、目が離せなかった――…
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