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今日もいつものように朝食を済ませ、
祥と一緒に学校へ行こうとリビングから出ようとした時だった。
「…沙羅。今日は早く帰ってきてね♪」
母がニッコリ笑いながら言った。
沙羅は、
…今日って何かあったかな?……
と思いながら返事した。
「わかった。早く帰るよ。」
それからすぐ玄関を出て祥と一緒に学校へ向かった。
相変わらずのラブラブっぷりは継続中で、
手を繋いでの登校は当たり前になっていた。
周りも見慣れたそんな二人を冷やかす人は、もういなかった。
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