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そこで僕の出番。
じいさん貸してみ。
と双眼鏡を借りた。目に当ててみると本当に真っ暗だ。
光がある方を向いても真っ暗。
なんか変だと思い、双眼鏡を逆にしてみた。
双眼鏡には黒いカバーが付いていた。
僕はそれを見て1人爆笑、じいさんは意味が分からず僕が持っていた望遠鏡を持って覗いた。
まだ暗いじゃないか
じいさんはまだカバーを付けたまま空を見上げている。
その行動に僕はまた爆笑。
じいさんに
前みろ前。
と言いやっと気づくじいさん。
こりゃまいったのぉ
言いながらじいさんは笑いました。
もう今ではじいさんは二階に上がるのがキツいらしく僕の部屋には来ません。
これがじいさんとは最後のベランダでの思い出話です。
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