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SUMOUじいさん
小学生5年のときの僕はかなりの負けず嫌いでした。
徒競走に負けたら泣いたりと、今思えば徒競走ごときでなに泣いてんの?でしょうが当時の僕は純粋に勝利こそが全て、な可愛い少年でした。
ある日僕が学校から帰るとじいさんが家から出て来た。
じいさんどうしたん?
僕の質問にじいさんは口の端を歪めながら
お前にわしの力を見せてやろうとな
と意味の分からないことを言いながら、裏の庭に行った。僕について来いと言い。
本当に突然だったけど僕の心は熱くなった。
じいさんは勝負がしたいのだ。
僕はしっかり準備運動をして庭に向かった。
庭に行くとじいさんが土の上に円を書いていた。
相撲をするぞ
じいさんは書き終わった円の中に入っていく。
僕もそれに習い中に入った。
今ここに世紀の対決?が始まった。
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