SUMOUじいさん

1/2
前へ
/25ページ
次へ

SUMOUじいさん

小学生5年のときの僕はかなりの負けず嫌いでした。 徒競走に負けたら泣いたりと、今思えば徒競走ごときでなに泣いてんの?でしょうが当時の僕は純粋に勝利こそが全て、な可愛い少年でした。 ある日僕が学校から帰るとじいさんが家から出て来た。 じいさんどうしたん? 僕の質問にじいさんは口の端を歪めながら お前にわしの力を見せてやろうとな と意味の分からないことを言いながら、裏の庭に行った。僕について来いと言い。 本当に突然だったけど僕の心は熱くなった。 じいさんは勝負がしたいのだ。 僕はしっかり準備運動をして庭に向かった。 庭に行くとじいさんが土の上に円を書いていた。 相撲をするぞ じいさんは書き終わった円の中に入っていく。 僕もそれに習い中に入った。 今ここに世紀の対決?が始まった。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加