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僕たちの間にスタートのひと言はいらなかった。
僕は突進し、じいさんの体にぶつかった。
よし!手応えあり!!
体重×スピードがじいさんの腹に決まる。
じいさんはただ押されて外に出ていく。
勝った、と思った。
しかしそれはじいさんの作戦だった。
押す=僕は力を入れている。
これを倒すには?
ただ横にそれればいい。
見事にじいさんはそれをこなした。
土に倒れる僕。その上からじいさんが見下ろしながらのひと言。
雑魚が
かなりキツかったですねその時は。
そのあとは良く覚えてませんただ何度もじいさんに突っ込んで倒されるの繰り返しでした。
いつかころ…倒すぞと思いました。
今すれば余裕で倒せるでしょう。
しかし僕がしたいのは昔の僕であの時のじいさんに勝つこと。
二度と出来ないじいさんとの相撲でした。
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