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僕は口が閉まりません。
前歯が小さく噛み合っているのは奥歯の3、4本ぐらいです。
この特徴家族にもなく僕にしかありません。
そのことをじいさんに言い
僕って誰に似たのかな?と聞きました
じいさんはいつものようにイスに座りながら一言
さあ?
人に答えを求められた時一番誠実な答えなのだけれど、その時の僕は純粋過ぎる小学生。
とても悲しい気持ちになった。
そんな僕を見て焦ったじいさんは
そんな顔をするな お前はワシの子どものようなもんだよ。
と前に書いた話しをしてくれた。
ほほぉ僕はじいさんにとって大便なのか
その話しを聞いて笑顔になる僕。
孫が笑顔になったので自分も笑顔になるじいさん。
握り拳を作りながらも笑顔の僕。
ちょっと心配になったけどまだまだ笑顔のじいさん。
僕はそのままじいさんの腹にコークスクリューブロー、そこからじいさんVS僕の試合が始まった。
試合には負けたけど とてもすっきりした僕は口が閉まらない理由をじいさんにもう一度聞くと
さあ?
の一言で速攻終わりました。
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