じいさんの頭の悪さは僕以下だ

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じいさんの頭の悪さは僕以下だ

これは高校2年の時の話。 うちの家は親の家と隣のデカいベランダがあるじいさんの家で構成しており、僕の部屋はじいさんの家の2階にあります。 なので僕の部屋はやりたい放題で土日は友達がよく泊まりに来ます。 その日も夜、2人友達が泊まりに来ることになっていました。 僕は本屋に行って帰ってくると部屋に電気が。 あぁもう来たんだ。 じいさんの家は基本ふりーカギをかけません 泥棒さんいらっしゃい。という感じです。 なんで友達がもう来たんだと思いました。 買った本を持ちながら部屋に入ると友達が来ていました。 しかしなにかソワソワしている。 僕がどうしたん?と聞くと お前のじいさんがベランダでなんかしよん。 って言われました。 はぁ?じいさんが? 僕はじいさんの所に行きました。 じいさん何してるん? じいさんは上を見ながら僕に言いました。 木星を探してるんだよ。 じいさんの手には望遠鏡ではなく双眼鏡が。 じいさんそれで見れんのかよ 突っ込みたかったけど必死で探すじいさんが面白くて言わなかった。 じいさんは双眼鏡を目に当てては 写らんなぁ ピントがあってないんかのぉ 真っ暗でなにも見えんわ などなど言っていました。
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