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「…5……4……3……2……1…」
ギィィィィィィィィィン
物体が消えた場所には次第に輪郭が現れ、間も無くそれは姿を見せた。
「早く時計を。」
渉は落ち着いた口調だったが、とても興奮しているのが分かった。
扉を開け、
機内に入れた時計を見た。
「…俺の腕時計より
…1分遅い!」
「や、やったぜー!」
「俺たち、歴史に残るよな!?」
「ついに完成した。
時間転移装置
タイムマシン。」
三人で研究を始めて
4年目のことだった。
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