第一話、黒に水玉の男

11/12
前へ
/60ページ
次へ
その日の早朝、〇×警察署に一本の電話が入った。 電話のかけぬしの元へ急いで向かった警察官は部屋で急性的ショックで腰が抜け、地べたにうなだれている電話のかけぬしを発見。ただちに詳しい事情を聞いた所、警察官は犯人は近くに潜んでいると判断し捜査を開始。 開始から30分足らずだった。そこには黒の服装に身を包んだ若い男性がいた。警察はその男性を取り押さえ、電話のかけぬしに確認してもらった。結果、男を犯人と断定。かくして『506号室かまいたち事件』はたった1日という短かさでその幕を閉じた。 彼がいた場所、そこは現場を一望できる現場から数十m程の距離しかない小高い丘の上だった。 それから警察官シミズの行方は誰も知らない…。  ―黒に水玉模様の男―END
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加