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山田は下りのエレベーターで一人の男に出会う。
男は5階から乗りこんできた。
早朝にだ。
ラジオ体操をするような時間でもないし、…
男の容姿の中で山田がまず気になったの服装だ。
黒色のツバの深い帽子。
黒色に水玉模様があしどられたスーツ姿。
そして…手鏡?…不気味極まりない男だった。
エレベーター内での会話はなし。終始山田は隅っこにたたずんでいた。
そんな不気味な男と山田を乗せたエレベーターは1階に着き二人は別れた。
山田は駐車場に着き携帯電話を探す。男はひょうひょうとした足取りでその場を去った。
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