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君が死んで
あれから幾つもの
時が流れ
君が居ない事が
当たり前になってくる
泣き叫んだ時も
心の傷も
手首の切り傷も
時間とともに癒され
いや
忘れようとしている
僕の心
毎日 同じ仕事
下らない会話
それが全て
彩る物は何もない
久しぶりに空を
見上げたよ
在り来たりな空
でも
毎日違う顔をしている
こんな事にも
気付かないなんて…
今日は夕日を見た
やっぱり違う色
同じ日常を
繰り返しているようで
実は違う
自分の
目の向けかたによって
世界は輝いて見える
こんな事にも
気付かなかったなんて…どうかしていたよ
明日はきっと
愛しい人の
笑顔が見られるはず
きっと
心の底から
笑ってくれるはず
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