決戦第三なんか白い部屋

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「おっ、お兄ちゃん合格だよ」 イエローハットの無邪気な笑い声で気がついた俺は飛び上がった。 どうやらいつの間にやら気を失っていたようだ。なんだか頭が痛いな……。 何気なく頭のてっぺんの部分を軽くなでてみる。 あれ? なんかささってる……。 よく確認すると、なんかふっといコードが、一本ささってました。 コードの元を目で辿ってみると、案の定宙にふわふわ浮いてる長門EXの野郎から出てる。 「おい、イエローハット! ボケ! 一体これはどういうこっちゃねん!!」 俺はなんか一連のいろんな不満を集めてイエローハットに放った。強がりの裏の嘘も放った、ぶちまけた。 しかしイエローハットはなんの悪びれ様子もなく、無邪気に言った。 「ネギネギン・長門EXはただの兵器じゃない。こいつは自分で自分の持ち主を擬似現実空間で持ち主にふさわしいかテストするように僕がプログラムしてある。そして持ち主を長門EXが認識したら、その人でしか作動できなくなる。強大な力を持つがゆえなんだ。……まさかお兄ちゃんが長門EXの試練を突破するとは思わなかったけど……とにかくおめでとう」 最初からこいつは俺が死ぬ予定でいたのかwwwwwwww ちょっとイエローハットに月に変わってお仕置きしてやろうかと首ねっこを掴もうとしたら、長門EXが叫びながら飛んで来た。 「ご主人様ァアアアアアアア!!WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」 頼むから基本的な設計からやり直せwwwwwwww 俺はこうしてまたなんか新たな強大で奇妙な力を手に入れてしまったわけで……。
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