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みんなでトレーニングルームに移動したお。ここはあれだ、俺が零たんにロケットランチャー喰らわされて全身大火傷を負ったあの場所ですな。
広さは結構あって、周りは透明なアクリル板みたいなのに囲まれている。
内側には木刀を持ったブラックと、同じく木刀持ったバイオレンス二流AV女優のみくるちゃん。
他の連中は外側で事の顛末を見守っているって感じ。
外側から、タスマニアンがいつもの調子でブラックに話しかける。
「勝負はまず俺の愛娘の瑠琉とやってもらう。俺が仕込んだ娘だ、まぁ頑張れ」
ブラックのお兄さんからはもう本当にどす黒いオーラが滲み出ていて、もう駄目wwwwwwイっちゃうwwwwww
「……俺が、相手が女だからと言って手加減するように見えるか?」
「ぷっ。あー怖い怖い。瑠琉ちゃん頑張って?」
おいwwwwwおっさんwwwwwやめろwwwwww
「ねぇー大丈夫かな? ブラックさん本気っぽいよ……」
楓ちゃんが不安そうな表情を浮かべて、俺の裾を引っ張ってくる。それに対しては零たんがキリッと返した。
「むしろ心配なのはブラックの方ね……瑠琉ちゃんは尋常じゃないわよ」
あぁ……それはわかる気がする。
ブラックのお兄さんの身を案じながら中を見つめていると、バイオレンス二流……もう疲れた、ルルたんでいいや。えールルたんが木刀の切っ先をブラックに向けてにこやかに微笑んだ。
「構いませんよ。ルルも手加減は苦手なので」
神に誓ってもいい……。
私はその時、断じてまばたきをしてないッッッ!!
ルルたんは一瞬にして、ブラックとの間合いをつめてブラックに鋭い太刀筋を浴びせた。
「なっ!?」
ブラックはそれにギリギリで反応して、かろうじて木刀で受け止めた。
悲しみがそして始まった。
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