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「ブラックさんは……大丈夫だった?」
楓ちゃんは心配なのか、か細い声を出しながら俺の顔を覗き込んだ。
「大丈夫だよ。けど、ルルたんにやられたショックは半端じゃないみたいだからそっとしといてやっておくんなまし」
「うぅん…………なら、仕方ないなぁ。でもやっぱり医者として心配だから行ってくる!!」
仕方あるんじゃないですかwwwwwwwwww今あんた仕方ない言ってたのにwwwwwwwなんだあれかwwwwwwブラックがイケメンだからかwwwwwww顔面のバランスが現在の美的センスを基準に置いた場合、とてもイケてるからかwwwwwwうはwwwww超ウケるwwwwww
駆け出した楓ちゃんの背中を見つめた後、なんだか切ない気持ちを抱えたまま俺は自分の部屋へと向かった。
(さーて、帰ってロゼーンメイデンでも見るか※AV)
そう思い、扉を開けて奥の部屋に向かうとベッドの上には例の漢字お嬢様こと雪マトーが腰かけて足をバタバタさせていた。
「遅延」
「不wwww法wwww侵wwww入wwww」
しかし雪司は全く気にする様子もなくベッドから立ち上がり、ルームサービスのメニューを手にして近づいて来た。
「注文」
「ねぇwwwwwこの部屋鍵かかってたでしょwwwwwどしたのwwwww」
すると雪マトーは俺の顔を不思議そうに見つめた後、こう言った。
「無駄無駄」
うはwwwwwあんたにはザ・ワールドでもついてるんですかwwwwww
「至急」
雪マトーは必死な表情をして、メニューのある部分を指で力強く指し示す。
『デミグラスハンバーグセット』
ガッツリいくねぇ……。てか雪マトー、あんたさっきオムライス食ったばかりなのに。
まぁ、いいか。俺も腹減ったし。ってことで早速俺は電話した。
「もしもし、あの細川の部屋にデミグラスハンバーグセットとラーメンセットォォオオ!!」
ごめんwwwww言いたかっただけwwwwww
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