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「うはwwwwちょwwww零たん速すぎwwww何そのストライドwwwwボルトなのwwww」
俺はそんな事を言いながら、零たんの元へと近づいていった。
零たんはコケた拍子に尻餅ついてたが、ぶつかった男が差し出した手に掴まって立ち上がっていた。
うん? あの野暮ったい黒髪のアンニュイ(これ一回言ってみたかったwww)な表情したお兄さん。どっかで見たよう事あるような……。
しばらく眺めていたが、男は人混みの中に消えていってしまった。
「デジャブ……」
「そんな事より早く!!」
不思議に思う俺の右手を零たんはガッチリ掴んでまた走り出した。
その場所はまぁーなんと、所狭しと熊熊熊熊熊熊熊熊熊熊熊熊熊熊!!!!
手乗りサイズのちっちゃな奴から、俺の胸元ぐらいまである奴までバラエチー豊か。
「あぁ……ダメ……何これ……ちょっとニート……もう」
熊に囲まれた零たんはなんか妙に色っぽい声出してきた。えっ……感じてるの? スプラッシュ零たんwwwwwww
零たんはもう恍惚な表情を浮かべながら物色を始めた。一つ手に取ってはまた戻し、一つ手に取ってはまた戻し……。
まるでアニメイトにいる俺見ているようですwwwwwwwあそこ結構同じ匂いする人が多いからマジになれるみたいなwwwwwww
「なんでそんなテディベア好きなの?」
すると零たんはちょっとエッチな表情から、いきなり寂しげな表情へと移り変わった。えっ……俺、ブラクラ踏んだ?
「昔の彼氏があたしによくプレゼントしてくれたのよ。もう阿呆かって言うぐらい」
「その彼氏は今は?」
なんでこんな事聞いちゃったのかなぁ……俺。
「殺されたわ……二年前に」
それっきり零たんは黙ってしまって、もう何も言わなかった。
あるぅえー? 草が生やせないよぉー?
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