麻生の支持率を90%代にのせる話を考えてみる

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「あんたらね……怒らないからあたしに説明してくれる。この現状の理由を……」 零たんは左手を眉間の辺りに当てて、目をつむり眉をひくつかせている。まぁ、無理もない。女の子グループの下に戻ってきた俺たち正くんチームの手には、片手に3個ずつ、さらに首に4つクリスマスグッズの詰められた大袋が下げられており(主に俺のみ)ブラックのあんちゃんとイエローハットが押すカートにもぎっしり大袋が敷き詰められており……。 そうねwwww計20袋ぐらい買って来ちゃったかなwwwwwwだってどれ買えばいいかわかんないっていうwwwwwてか高かったねwwwwもうねどんぐらいかって言ったらねwwww京アニのDVDぐらい高かったねwwww 「むしゃくしゃしてやった。今は反省している」 「なんの犯行理由よ、それ……あのね、物には加減ってのがあるのよ、馬鹿ニート? あんた普段こんなに馬鹿みたいな量の買い物すんの?」 「これがあたし達のリアル(笑)」 ちょっとおちゃらけてみたその刹那、三島さん家の平八おじさんばりの崩拳が俺の鳩尾にクリーンヒットした。 吹っ飛ぶ、吹っ飛ぶ俺。縦方向に激しく回転しながら吹っ飛び続け、そして一階広場のインフォメーションセンターのカウンターに激突してやっとその勢いは殺された。辺りには子供たちの阿鼻叫喚……どん引きのカップルたち。顔がひきつってる受付のお姉さん。 私でなければ死んでいた……。 「ガハッ!! ……何故ですか……というかこの非はわたくしめだけではなく……ゲフォアッ!!そこのお二方にも……ボゥエ!! 責任があるのでは……ウボァアアア!!」 息も絶え絶えに訴えかける俺に対して零たんは、両手をパンパンとはたいて、さもありなん的表情を作って俺のことを見下ろしている。 「今ので全員分チャラにしてあげる。それよりお腹が空いたわ。荷物を車に乗せてからご飯にしましょ?」 そういうと御一行様は俺に背を向けて、そそくさと行ってしまわれた。 理不尽すぎる……エウレカ二期のホランドばりに理不尽過ぎますぜ。
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