加藤鷹「シャイニングゴッドミドルフィンガァアアアー!!」

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クリスマスも終わり、年も明けてしまい、春の日差しを地下施設の中からイメージしながら感じる今日この頃なんだが、俺はつくづく思う。 ───最近の俺、リア充じゃね? 今までさ、クリスマスとか正月とかさっ! これと言ったイベントしてこなかった訳よ! 寧ろ呪ってた訳!! もう何? クリスマスとか? 俺キリスト教徒じゃねぇし、みたいな言い訳してさ! 生きてきた訳よ! それがこれですよ……人生初、クリスマスをエンジョイしちまったよ……それはもうwwwwwww ナナナナwwwwナナナナwwwwwナナナナ中田氏wwwwwwwいきなりリア充ごっめーんwwwwまことにスイマメーンwwwwwww テンション上がってあんまり好きじゃない芸人のネタをパクっちまったおwwww まぁ詳細は後日もしかしたら語る日が来るかもしれない的な事を思いながら、俺は今自室で、人生の宝物を探しに行くゲームをPSPでやってる。 すると、部屋の扉がゆっくりと開く音が聞こえた。オートロックの部屋を突破してくる奴はあいつしかいないか。 「なーだらかーなー丘の上♪ 緩やかに雪が降る♪ と、どーかないとわかっても、っと」 その歌あんたのキャラに合わねぇしwwwwwww 「何の用だよ、おっさん?」 俺はベッドの上でゴロゴロしてて、タスマニアンのおっさんはいつものようにベッドの前の椅子に座った。 「今日はいろいろ大事なお話をしに来た訳」 「なに? 実は胸のロザリオを外すと裏の性格が目覚めて、ヴァンパイアの真の能力が目覚めるんだ、みたいな?」 「みぞれちゃんいいよ、みぞれちゃん。……違う、そんな話じゃない」 「何だよ? FFでの最高傑作を決めようってか?」 「Ⅵだろ、常考」 「俺はあえての10-2」 「……あれはFFじゃなくてギャルゲーだろう」 「言うと思った、絶対言うと思った!! そんな事言うやつは大抵偏見の塊で10-2を全くやり込んでない奴が言うんだよ!」 「あ? 俺はFFがATBを採用してなかった頃からの古き良きFF信者だぞ?」 かくして本題はそっちのけで俺とタスマニアンのFF談義が開催され、気づけば5時間が経過していた。
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