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「だからリノアはアルティミシアだと言う説が有力なのはもう揺るぎようもない事実なのだよ、おっさん」
「あのなぁ……そんなのは制作者サイドの遊びに決まってんだろ。まんまと手のひらで転がされてんだよ、お前は」
終わりの見えないトークバトルを展開していると、俺の部屋の扉がコンコンとか細くノックされた。
「誰だよ……こんな大事な時に。俺式ファイナルヘヴン喰らわすぞ、ボケ」
ブツブツ文句を言いながらベッドから起き上がり、扉の前に向かってドアを開けると、そこには明らかにオーバーサイズな研究服姿のイエローハットがしゃくりあげながら立っていた。
「……あ」
後ろを向くと泣いてるイエローハットを見て、明らかにしまったという顔をしているタスマニアン。
「ヒッグ……おじちゃんがお兄ちゃんを研究室に連れて来るって言ったから……ゥッ……ずっと待ってたのに……エッグ……」
「あぁ……すまない、すまない。最重要事項の別件での話が長引いてしまったんだ、申し訳ない。今から一緒に行こう? な?」
FFが最重要事項っすかwwwwwww
両目をこすりながら泣きじゃくるイエローハットを必死でなだめるおっさんは、いつものクールな感じとのギャップがでかくてなんだか笑えた。フヒヒヒヒヒwwwwwwwwwwwww
「ところてん、俺に大事な話って何さ?」
するとイエローハットの頭を慣れない感じで撫でていたタスマニアンの手がピタッと止まり、顔は向けずにいつもの抑揚のない声を出した。
「あの不死身の集団の事と、その首謀者の事。それからお前の事と、これからのここの組織の身の振り方の事などなど他にも盛りだくさん。まぁ、続きは研究室でみたいな?」
するとタスマニアンは未だ泣き止まないイエローハットを抱き上げ、スタスタと歩いて行った。
そこそこヘヴィなラインナップじゃんwwwwww無駄話してる場合じゃなかったでしょwwwwwww
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