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施設の研究室に行ったがイエローハットがとても話せる状況じゃなかったので、俺とおっさんは研究室の席に座ってイエローハットが落ち着くのをしばらく待っていた。
「……うん。もう大丈夫だよ」
イエローハットは両目をゴシゴシ擦りながら座っていた椅子から立ち上がり、研究室の前にあるバカでかいスクリーンになんかいろいろプロジェクターで映し出し始めた。
「ところでお兄ちゃん? 人体にとって血液ってどんな役割を果たしているか知ってる?」
イエローハットは人差し指を立てて、首を傾けながら質問してきた。
「あ? 翼手を滅ぼすためか?」
「また懐かしいネタを……てかお前の血じゃ無理だろ」
隣りに座ってるタスマニアンは反応してくれたが、イエローハットはなんのこっちゃわからんって顔で、さらに首を傾げた。
「いいか、ド低脳低学歴変態アホクズ生ゴミニート。俺が代わりに説明してやるよ」
そこまで言うかwwwwwwww
「血液は人間の体重の約6%を占める液体だ。全身の細胞に酸素、二酸化炭素、各種エネルギー物質を運ぶ媒体になったり、体温調整を行ったりだのをする便利なやつだ」
血液は、ってところまでは聞いといたわwwwwww
「うん、大分アバウトだけどそんな感じだね」
イエローハットはニッコリ笑って頷くと、手に握っている差し棒でスクリーンを差し始めた。
「まぁ、そんな重要な血液なんだけどね。去年の夏にさ? お兄ちゃん、リベリオンのメンバーをグッチャグッチャにしてたよね」
「グツチャグッチャにはしてねぇよwwwwwwwせめてビッチャビッチャだろwwwwwいや、クッチャクッチャかなwwwwwwむしろヌチョヌチョかなwwwww」
「あはは、面白い。それでね、その時にリベリオンのメンバーの血液を採取させたんだけどね」
( ゚д゚ )そのスルーの仕方は傷つく
「はい、これ見て。これがリベリオンメンバーの血液。横には比較するために一般人の血液を載せてるから」
「なんじゃこれ?」
スクリーンにはなんかめちゃめちゃグロい映像が写り出された。
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