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「おっさん、ちょっとストップ……」
「あ? まだ半分も話してねぇぞ」
タスマニアンの回想中、俺はあまりの衝撃に話を止めてしまった。
コンフュwwwwwwwテラコンフュwwwwwwww
「あの……俺の俺のね、勘違いだったら嬉しいだけれども、七河ってもしや……」
「俺もお前の思い過ごしだと言いたい所だが、その通り。楓はあいつの娘だ」
( ゚д゚ )
じゃあロリコレアム楓か……。
「待てよ……楓ちゃんはこのこと知ってんのか?」
「知らない、あいつの顔どころか存在すら。いや、知らないんじゃないか……忘れちまったのか」
「は?」
タスマニアンは俺に背を向けて、煙草に火をつけた。
「あいつが二歳になる前の日、椛が死んだ。単独の任務中でな、多分油断しちまったのか頭を一発ぶち抜かれてた……それからか、あいつが人変わっちまったみたいになってな、楓を施設に預けちまって仕事に没頭するようになった。まぁ、いい学校に行けるように援助とかいろいろ計らってたみたいだが」
駄目だ、ニートの私にはもう理解できない。なんだこの超展開……。
でも俺は一つだけ、どうやったって理解できないことがあった。
「なんで楓ちゃんをこの部隊に入れた?」
「………」
「いくら、ロリコンで厨二でアイタタタタタな人でも実の父親なんだろう? 親子で殺し合いさせたいのかおっさん?」
「それを今から話すんだよ、馬鹿やろう。さぁて、次はいよいよ立花と希理人の登場だ」
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