ダイゴだらけのクソみそテクニック

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「花咲零、17歳です!! 未熟者ではありますが御指導の程よろしくお願い致します!!」 本部の一室、そこには二人の若い男女がいて、椅子に座る俺らの前に立って自己紹介を始めた。 もちろん女は今の立花。当時の立花は髪が腰ぐらいまであってな、どこの山田メ……おっと。 立花は今よりまだ少女のあどけなさがあって、ちょうど今の楓みたいな女の子女の子した女の子、ちょっとニュアンスが伝わらんね。 まだお馴染みのAVの女教師か! って突っ込みたくなる赤い眼鏡はつけてなかったな……。 まぁ、正直スーツのスカートから覗かせてた艶めかしい生足とおっぱいばっかり見てたからあんまり覚えてない。 で次に男の方だが。 「立花希理人ー!! えっーピッチピッチの同じく17歳でーす!! 趣味は可愛い女の子漁りとかでいっかな? よろしくっす!」 華奢な体つきで、背はスラっと高く、髪は少し長めの……ミディアムっていうのか、ああいう髪型は? やたらと深い色をした黒髪が特徴的だったよ、あいつは。 話し口調はチャラかったがその瞳はとても静かで、全てを見透かしているような深い瞳。 17のわりには並大抵のやつじゃねぇなぁっていうオーラが出てた。 どこかの穀潰しのアニオタ童貞野郎とは大違いだな……。 二人はエリート中のエリートで、当時まだ設置されたばかりの軍人養成学校を飛び級してきて実戦配置された、所謂期待のエースってやつ。 「あぁ、よく来たな。俺は今日からお前らの上司である。名前はまだない。好きに呼べ。ちなみにコードが100100だからモモって呼んでくれてもいい」 ……。 静まり返った室内、それはもうエアコンの音しか聞こえなくて、時期的にかなりタイムリーなネタだったんだか。 つくづく思う……細川くん。君がこの隊に入ってくれてよかった。
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