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「終わりだ?」
「うん♪ レイヴン様が言ってたんだよ、今日でキミたちを消しちゃうってね、これ」
「HAHAHAHAHA!!!! なめられたもんだぜwwwwwwうちの面子はそんな甘っちょろっくないんだぜwwwwwなんたってあの、iPodに落とした擬似フルの『恋愛サーキュレーション』の再生回数が三桁の大台に乗った変態ロリコンタスマニアンを初め、愉快な仲間達が揃ってんだよ。なめたらあきまへんでwwwwww」
俺が馬鹿笑いを決め込んでいると、ヴァルゴたんは首を傾げて困ったような笑みを浮かべた。
「今日はその変態おじさんを軽くあしらったスコーピオも来てるんだよ、これ? それからボクを含めたリベリオンのメンバー12人全員も大集合♪ へへへ♪」
( ゚д゚ )
「………」
「うん?」
「……ちょっとお手伝いにいかないとなんすけど、そこどいてもらっていい感じっすか?」
「ダメな感じっすね、これ?」
「そうっすか……」
「じゃあ力ずくでもどいてもらいまひょかぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
「WRYYYYYYYYYYYYY!!!! あたいはねぎじゃねぇぇぇぇっっっっっっち!!!!!!!!WRYYYYYYYYYYY!!!!!!!!」
地味に根に持ってた長門の先端から毎度おなじみ、緑色のレーザーをぶっ放す。
それをヴァルゴたんは高速で上空へと羽ばたき、軽くかわす。
そしてその位置から、クライングウルフよろしくなレールガンを構えている。
「確かにボクじゃ、正くんには勝てないけど時間稼ぎぐらいはできちゃうんだよ、これ? それから……はい♪ ぷれぜんとふぉーゆー?」
「ちょ……」
何かエネルギーが収束するような馬鹿でかい機械音が鳴り響いた後、そいつから雷みたいな色の長門ちんに負けず劣らずなレーザーがシュッパーンみたいなwwwwww
そいつは俺の横1m辺りを光速よろしくなスピードで通り過ぎていった。
呆然とする俺の顔を見つめて、ヴァルゴたんは無邪気に笑ってる。
「ねぇねぇ!! すごいでしょ!? ボクのとっておきなんだよ、これ♪」
「これはこれは……おっさん、悪い。少々お時間がかかりそうですわ」
俺は小さく独り言を呟いた後、ヴァルゴたんに苦笑いを返した。
みんな……死ぬなよ。
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