193751人が本棚に入れています
本棚に追加
/345ページ
18回。
立花たちが行ってからこいつら3人の急所に、手刀を叩き込んだ回数だ。
生身の人間ならもう死んでる。死にまくってる。エルフェンリートばりに死にまくってる。
ところがどっこい……。
「あれれ……心臓に大きな、とても大きな穴を開けたんだけどなぁ~おかしいなぁ~」
地面にぶっ倒れても、またすぐに立ち上がってくる。俺はその様を無表情で見下ろしてる……しかし内心ちょっとしんどい。
俺以上に、立花達のことが心配で仕方がない。はっきりいってあいつらはまだこいつら相手に戦える力がない。一人ならまだ希望があるかも知れないが、複数となると……。
「何度やっても、私たちが倒れることはありませんよ。ミスター田中」
ゆっくりと立ち上がった黒装束の一人が、いかにもな感じの口調で言葉を紡いだ。女か。
いや、倒れないことはない。それは以前のなんかあの……ほら、前基地に攻め込んできたあの危ない奴。名前しらんけどさ、あの男いたじゃん、俺にフルボッコにされた奴。あいつが気絶したことで、こいつらにもある程度の痛覚があり、尚且つダメージが蓄積することは証明されてる。
問題はこの3人が、あのなんかようわからん奴よりはるかにタフってことだ。恐らく組織内でもあの幼女に次ぐトップクラスの戦闘力……。
あの厨二野郎、俺をガチで潰す気か……。
おじちゃん、ぴんち☆ てへ?
最初のコメントを投稿しよう!