一応これ、最終章だけど第二部もやるからね、うん、だから大丈V

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「お前はもう死んでいるんじゃ……」 「黄泉返りだよ、黄泉返り。やばいだろ? な?」 血が溢れてくる左肩を押さえている俺を見ながら、キリトとかいう奴はニコニコ楽しそうに無邪気なガキのように笑ってやがる。 「あっ……あ……き……きり……」 キリちゃんに抱き抱えられた零たんはプルプル震えてる。多分あまりのことにフリーズしてしまってるんだろう。 「零、今はおやすみ」 そんな零たんの顔にキリちゃんが手をそっと添える。すると零たんは急にグッタリとしてしまった。 「零たんに何しただぁあああああああ!」 「ちょっと眠ってもらっただけだよ。だって可哀相だろう? 」 次の台詞は真後ろから聞こえてきた。 「元同僚が目の前で肉片に変わる所見せたら」 「そぉ……ですねぇ……」 いつ移動したのか全然わかんなかったぞ……やばいキリちゃんかなり強いよ、これ。 「チェックメイトですね、細川正」 目の前にはツインテのスコーピオお嬢様。 それだけじゃなく、気づけば俺たちは厨二団体に囲まれていた。 「絶体絶命」 桜ちんはこんな状況にも関わらずいつもの調子。いわれんでもわかっとるわwwwwwww 「私を愚弄した罪、万死に値する。苦しみながら死に絶えろ」 ロリコレアムが輪の外からどや顔で俺を見てくる。 「ぅえwwwwwwぅえwwwwwしゅごく苦ひぃでひゅwwwwww死んじゃうのでひゅwwwwwwぷぇwwwwぷぇwwwwなに? これで満足なの?」 ロリコレアムの表情が固まった。 あぁ……仕方ない。零たんを助けてバックれようと思ったけど。 「みんな!! 後はよろしく!!」 俺はそう叫んでから、長門のとあるプログラムを作動させた。 終わりが始まる……(これ言ってみたかった)
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