一応これ、最終章だけど第二部もやるからね、うん、だから大丈V

18/21
前へ
/345ページ
次へ
「敵ながら大した奴だな、あんた。尊敬するよ」 キリちゃんの感心したような声が後ろから飛んでくる。ちょっと……今振り返れない、下半身が大変なことになってるwww 「ククク……所詮は使い捨てだったようだな。あいつらにとって貴様の存在など」 レイヴンの馬鹿にしたような声に、ちっとカチンと来るが、今は絶対そんなことないって俺は言い切れる。 「確かに俺はちょっと前まで社会の最底辺だったさ……働かずにエロゲ三昧。ニコニコではつねにエコノミーを馬鹿にしてたし、VIPでは手の平返して『ニコ厨死ねよ』って平気で書き込んだこともあった……けどな……」 「頭悪そうなてめぇに、体で教えてやるよ……」 「WR……………」 「NEETだってなぁあああああ!!!!!!一文字変えるだけでNEEDになれるんだってなぁああああああ!!!!!! ヒャッハァアアアアアアアアアwwwwwwwwwww」 「ガンダムニードディスティニィィイイイ!!!!!!!!!!!! WRYYYYYYYYYY!!!!!!」 眩しい緑色の閃光と、耳をつんざくような爆音が辺りを支配する。 意識が遠ざかっていく、いつかの感覚。 自分が自分じゃなくなるような。 多分俺死ぬんだと思う。前イエローハットにも言われたもんなぁ……次これを使ったら、って。 けどやるしかないっしょッッッッッ!!!! 拝啓 お母様 先に逝く息子をお許しください けどあなた様の息子は最後誰かのために体を張れましたお くだらない自己満足かと思われるかも知れませんが、それが僕の全てでございやした だから最後に僕の全てを使って、僕が3次元で初めて好きになった人を助けてこようと思います もし奇跡が起きて、僕が助かったなら その際はまたいつものように、このクズ息子が! みたいなこと言っていただけると嬉しいですな なんだかんだで、大好きでしたよお母様 さよなら 敬具
/345ページ

最初のコメントを投稿しよう!

193756人が本棚に入れています
本棚に追加